アメリカ景気の底堅さを示す経済指標を材料に、FRBが追加の利下げに慎重になるのではとの味方が広がり、株式相場は終日低調だった。取引開始前に発表された新規失業保険申請者数が予想を下回ったほか、GDPは上方修正。特に個人消費の堅調さが示されたことで10年債利回りが上昇した市場では年内残り2回のFOMCで利下げが続くとの見方が後退し、既に割高感が意識されていたハイテク株にさらなる打撃となった。一方でハイテク全般が軟調となる中で、アップルに出資を要請していると前の日に報じられたインテルの株価は8.8%上昇した。IBMは5%高でダウを下支えした。IBMと提携するイギリスの金融大手・HSBCホールディングスがIBMの量子コンピューティング技術を応用したところ、債券取引の効率化につながる試験結果を得られたと発表し、材料視された。
