FRB(連邦準備制度理事会)は29日、FOMC(連邦公開市場委員会)を開き、0.25ポイントの利下げを決めた。2会合連続の利下げで政策金利の誘導目標は3.75%~4%となった。パウエル議長は今回の会見で、次回は利下げを見送る可能性を示唆した。パウエル議長は「中立金利に近づいており、利下げを待つべきではないか」という声が多くなっていると指摘。雇用については「ここ数カ月で雇用の下振れリスクは高まった」との見解を繰り返した。一方で「失業保険申請者数の増加や求人件数の減少は見られず、労働市場は急激に悪化しているわけではない」とも述べた。物価については、関税の影響を指摘しつつも「一時的」との見解を繰り返した。関税の影響がなければインフレは「目標に近い」とも指摘。FOMCではトランプ大統領の指名を受け9月に就任したミラン理事が0.5ポイントの利下げを主張した一方、カンザスシティ連銀のシュミッド総裁が政策金利の維持を主張して反対票を投じている。保有資産を縮小する量的引き締めの扱いについては、12月1日に停止することを決めた。
