クレカ大手「マスターカード」のマイケル・ミーバックCEOにインタビュー。マスターカードのカード決済総額は約1200兆円にのぼり、全世界の消費データが集まっている。ミーバック氏はアメリカ経済について、「去年は消費の回復力に驚いた。インフレ率が高い中で消費者は支出を続け、その要因は行動の変化と強力な労働市場にあることは明白。2024年にもこの傾向に劇的な変化が起こるとは予想していない」などと楽観的な見方を示した。一方日本経済については、「アジアの中では日本の消費は相対的に良い。旅行が日本経済の大きな推進力になり得る」などと話した。ミーバック氏は「経済のデジタル化の継続が日本経済を押し上げ、消費と結びつけば非常に魅力的なチャンスとなる」などとも話した。