アメリカの景気後退への懸念が再び高まり、日経平均株価は一時1100円を超える下落となった。「アメリカの景気がやはり弱いのでは」との懸念が広がり、日経平均株価は再度大きく下落している。背景に東京株式市場は全面安となり、日経平均株価は一時1100円以上下落した。背景にあるのは再燃するアメリカの景気不安。先週末に米国で発表された雇用に関する統計が市場の予想を下回り、ニューヨーク市場で主要な株価指数がそろって下落し、東京市場にも波及している。更に円高も重し。「FRBが来週の会合で大幅な利下げに踏み切るのでは」との見方から、円相場は一時1ドル=141円台後半まで円高に進行。業績悪化が懸念される輸出関連株などが大きく売られ、午前の終値は778円安の3万5613円となった。令和のブラックマンデーから約1か月、市場では再度の急落への警戒感がじわじわと高まっている。