アメリカのトランプ大統領はFRBのクック理事を解任すると明らかにした。「住宅ローンをめぐる不正があった」として解任の理由にあたると主張している。日経平均株価は一時600円以上値下がりした。トランプ大統領はこれまでもFRBへの圧力を強めていて、利下げに慎重な姿勢のパウエル議長を非難。解任されるクック理事も利下げに慎重な姿勢を示していた。FRBには7人の理事がいるが、クグラー理事も辞任。後任はトランプ大統領が指名することから、これで過半数が大統領寄りになる。一方のクック理事は「法に基づく理由は存在せず大統領に権限はない。私は職務を遂行し続ける」と声明を発表している。