年金生活を悩ます思わぬ誤算について取材。巣鴨にあるズボン店を訪れていた年金暮らしの人たちに話を聞いた。月6万8000円の年金で暮らす60代女性は、誤算について「空き家となった実家」と話す。維持するための火災保険などに年間約30万円かかるという。ほかには、「年金から引かれる住民税や所得税が負担になっている」という声も聞かれた。年金から引かれて困るお金で圧倒的に多かった意見が「介護保険」だった。年金で生活する夫婦の負担のひとつとなっていたのが、家庭用エレベーター。エレベーターを設置すると家の資産価値が上がり固定資産税が増えるほか、メンテナンスにかかる費用がかかるのも誤算だったという。
年金生活を悩ます思わぬ誤算について取材。介護の誤算に悩む人は多く、年4回4時間かけて親の介護のため実家に帰る65歳女性は、交通費だけで年間約20万円かかるほか、実家にいない9か月間は親が介護施設にいるため実家が空き家状態になるものの光熱費が必ずかかり、火災保険や固定資産税なども含めると3か月住むためだけに年間約30万円かかるという。
年金生活で待ち受ける誤算について、街の人に聞いてみた。年金で多くの人が気にしていたのが、配偶者に先立たれた時からもらえる遺族年金で、夫の遺族年金がないばかりか、全く予想していなかった大誤算に見舞われた人もいる。佐藤さん(80代、仮名)は家賃4万円の都営アパートで一人暮らしをしていて、1か月の年金はおよそ8万円。佐藤さんは「寡婦年金も遺族年金も一つも該当しません。調べてみて、駄目なものは駄目なんだから」と話す。20年前に亡くなった佐藤さんの夫は自営業の職人だったが、自営業の人の遺族年金は、本人が亡くなった時点で高校生以下の子供がいる場合のみ支給される。佐藤さんの子供はすでに成人していたため、遺族年金はなかった。今は年金だけでは赤字になるため、週に5日、清掃のパートをしている。実は夫が現役だった頃、年収は600万円ほどあり、比較的、生活には余裕があったという。ところが、45歳の時に夫が脳梗塞で倒れ、その後、夫は仕事ができなくなった。すると翌年、倒れる前の年の所得税や住民税およそ60万円を納めなくてはいけなくなった。当時、夫の障害年金はあったが、子供2人の教育費や生活費で、佐藤さんはかなり苦労したという。「遺族年金や税金の知識があれば、ここまで困ることはなかった」と佐藤さんは後悔していた。ということで、老後の年金生活を悩ます思わぬ誤算を調べてみたら、介護や税金、遺族年金など多くの人が直面する現実があり、その中で苦労しながらも生活していることが分かりました。
年金生活を悩ます思わぬ誤算について取材。介護の誤算に悩む人は多く、年4回4時間かけて親の介護のため実家に帰る65歳女性は、交通費だけで年間約20万円かかるほか、実家にいない9か月間は親が介護施設にいるため実家が空き家状態になるものの光熱費が必ずかかり、火災保険や固定資産税なども含めると3か月住むためだけに年間約30万円かかるという。
年金生活で待ち受ける誤算について、街の人に聞いてみた。年金で多くの人が気にしていたのが、配偶者に先立たれた時からもらえる遺族年金で、夫の遺族年金がないばかりか、全く予想していなかった大誤算に見舞われた人もいる。佐藤さん(80代、仮名)は家賃4万円の都営アパートで一人暮らしをしていて、1か月の年金はおよそ8万円。佐藤さんは「寡婦年金も遺族年金も一つも該当しません。調べてみて、駄目なものは駄目なんだから」と話す。20年前に亡くなった佐藤さんの夫は自営業の職人だったが、自営業の人の遺族年金は、本人が亡くなった時点で高校生以下の子供がいる場合のみ支給される。佐藤さんの子供はすでに成人していたため、遺族年金はなかった。今は年金だけでは赤字になるため、週に5日、清掃のパートをしている。実は夫が現役だった頃、年収は600万円ほどあり、比較的、生活には余裕があったという。ところが、45歳の時に夫が脳梗塞で倒れ、その後、夫は仕事ができなくなった。すると翌年、倒れる前の年の所得税や住民税およそ60万円を納めなくてはいけなくなった。当時、夫の障害年金はあったが、子供2人の教育費や生活費で、佐藤さんはかなり苦労したという。「遺族年金や税金の知識があれば、ここまで困ることはなかった」と佐藤さんは後悔していた。ということで、老後の年金生活を悩ます思わぬ誤算を調べてみたら、介護や税金、遺族年金など多くの人が直面する現実があり、その中で苦労しながらも生活していることが分かりました。