6月23日は79年前の沖縄戦で旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる沖縄慰霊の日。戦没者24万人余の名前を読み上げる取り組みが広がっている。沖縄戦最後の激戦地となった糸満市摩文仁。読み上げられる沖縄戦などで命を落とした人々の名前。戦没者の名前を刻む平和の礎。ことし24万2225人になった。全員の読み上げに必要な時間は延べ240時間以上。取り組みは今月1日から始まっていた。今月11日、那覇市でも住民らが地域の戦没者の名を読み上げた。各地で行われた読み上げに約5500人が参加。オンライン上でリレーされ、全世界へ発信されている。ことしで3回目となる読み上げの中心メンバーの町田直美さん。始めたキッカケはロシアによるウクライナ侵攻。沖縄戦で亡くなった米国兵士らの読み上げには米国からの参加もあった。今月7日、平和の礎の前に平和学習で参加した沖縄の中学生、地元の戦没者の名前を読み上げた。