全国で人がクマに襲われる被害が相次ぐ中、栃木県警は地元の猟友会などとクマ出没に対応する訓練を行った。訓練は市街地にクマが出没し、ケガ人が出たという想定で行われ、通報を受けた警察や市の職員、猟友会のメンバーなどが現場に駆けつけ、爆竹やロケット花火でクマを追い払う手順を確認した。また、クマが逃げなかった場合の猟銃による駆除やケガ人の応急処置など、一連の流れや連携も確認。栃木県内でクマに襲われ人がケガをする被害は去年2件だったが、今年はすでに那須塩原市内で3件起きている。警察は、「クマを目撃した場合には決して近づかないで、110番通報してほしい」と呼びかけている。