先週土曜日、静岡市で2年ぶりとなる「安倍川花火大会」が開催され約1万5000発の花火が打ち上げられた。今後は今週土曜日に「隅田川花火大会」、来月2・3日には「長岡まつり大花火大会」など今年も全国各地で花火大会が開催される予定だ。その一方で花火大会はいま大きな課題に直面している。おととい行われた那須高原の夏の風物詩、今年で32回目を迎える「りんどう湖花火大会」。約120m先、目の前で上がる大きな花火が夜空と湖を埋め尽くしていた。この4時間前、担当者からは花火大会開催に向けた苦労が聞かれた。費用の高騰が原因で一昨年は開催日数が18回だったが、今年は8回にまで減少。年々規模の縮小を余儀なくされているという。民間企業が花火大会を主催する自治体や事業者に行った調査で「過去5年以内に中止または規模縮小」となった花火大会は24.1%で全体の約4分の1。最も多い理由が原材料費をはじめ人件費や警備費などの高騰だという。こうしたなか今年から新たな取組を行う自治体もあった。京都・木津川市で30年以上続いてきた花火大会を中止し、今年はドローンショーを行うという。花火大会は観覧エリアが広く交通規制も行うため広い範囲に警備員を配置する必要があるが、ドローンは観覧の推奨範囲が狭く交通規制も行わないため警備体制の縮小が可能。去年は190人以上動員していた警備員を今年は70人程度と約3分の1程度にまで減らし人件費を抑えることができたという。
