まもなくアメリカの首都ワシントンで軍事パレードが行われる。このパレードに合わせ全米2000か所でトランプ政権に抗議するデモが計画されていて、厳重な警戒態勢が敷かれている。この後始まるアメリカ陸軍創立250年の軍事パレードには6500人超の兵士や車両150台、航空機50黃が投入されるとみられる(ロイター通信)。アメリカで大規模な軍事パレードが行われるのは1991年のブッシュ政権以来34年ぶり。費用は日本円で最大65億円かかると言われているほか、パレード当日がトランプ大統領の誕生日ということもあり、権力の私物化だと批判が噴出している。パレードが始まる9時間前の会場ではフェンスや柵が設置され、パレード会場近くの博物館の上にはテントが立ち、数人の姿や銃が見えた。厳重な警備の理由は、各地で行われているデモ活動。ロサンゼルスのリトル東京にあるホテルではデモ隊の暴徒化を警戒していた。トランプ大統領による不法移民の一斉摘発から全米に激しい抗議デモが拡大した。