東京23区の土地の価格は、年々上昇し、12年前と比べると1.5倍以上に値上がりしている。そんな中、日本不動産研究所・吉野香さんによると、近年狭い土地に少しでも安く家を建てる狭小住宅が首都圏を中心に増えているという。しかも狭さを感じさせない様々な工夫。最新の狭小住宅を取材した。まず向かったのは、東京都北区西巣鴨駅から徒歩7分の場所にある新築の一戸建て。ひと昔前はおよそ29坪の土地をそのまま売り出していたが、土地が高騰した今、駐車場3台くらいの2つの土地に分けてそれぞれ3階建ての家を建てたそう。1階はおよそ5畳の洋室と水回り、2階には広々としたおよそ15畳のリビング・ダイニング・キッチン。3階にはおよそ5畳の洋室と6畳の洋室が2部屋。間取りは3LDKで、広さは合計82平方メートルほど。この地域で同じ広さの新築マンションを買おうとしたらおよそ1億3000万円もするが、この新築一戸建ての値段は土地代込みで6000万円前半。コンパクトな家こそ部屋を広く見せる工夫「スペースパフォーマンス」が詰め込まれている。
江戸川区の篠崎駅から徒歩10分の場所にあるわずか7坪の狭小住宅。玄関に入って一際目を引く階段もスペパポイント。階段を吊ることで広い空間に見せている。和室にあるスペパポイントは、畳の下が全て収納になっている。2階は11畳のリビング。3階への階段のスペパポイントは、のぼりやすくするために左右段違いに。3階には5.5畳の洋室があった。2LDK、広さは合計46平方メートル、土地代込みで3900万円。文京区の本駒込駅から徒歩5分の場所に去年10月およそ8坪の3階建ての家を4000万円で建てたという高橋さんファミリーを訪ねて、スペパポイントを聞いた。
江戸川区の篠崎駅から徒歩10分の場所にあるわずか7坪の狭小住宅。玄関に入って一際目を引く階段もスペパポイント。階段を吊ることで広い空間に見せている。和室にあるスペパポイントは、畳の下が全て収納になっている。2階は11畳のリビング。3階への階段のスペパポイントは、のぼりやすくするために左右段違いに。3階には5.5畳の洋室があった。2LDK、広さは合計46平方メートル、土地代込みで3900万円。文京区の本駒込駅から徒歩5分の場所に去年10月およそ8坪の3階建ての家を4000万円で建てたという高橋さんファミリーを訪ねて、スペパポイントを聞いた。
