米や芋などを蒸す、こうじを作る、もろみを発酵させるなど、500年以上前に原型が確立した日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録される見通しとなった。都城市で120年余前に創業した焼酎メーカーの代表を務める柳田正さんは、3年前から無形文化遺産への登録を目指して活動してきた。柳田さんは、日本の酒造りの価値が認められれば焼酎の名も広まって輸出に弾みがつくのではないかと期待している。文化庁によると、日本の「伝統的酒造り」は来月2日からパラグアイで開かれる政府間委員会で登録が正式に決まるという。