3年後の国民スポーツ大会の玄関口の一つとなる、都城市にあるJR日豊本線の山之口駅の新しい駅舎が完成し、今月から利用が始まっている。今後駅の利用者が増えると見込まれる一方で前の駅舎は建設から、およそ60年がたち、老朽化が進んでいたことなどから、都城市が大会に間に合うよう去年から駅舎の建て替えを進めていた。今月1日から利用が始まった新しい駅舎は国からの補助金も受けて1億1800万円をかけて整備され、待合室の壁やベンチには県産の木材が使われている。待合室は観光情報を発信するコーナーも設けられているほか地域住民や駅の利用者の交流の拠点としての役割も担うという。さらに来年度までにはにぎわいを生み出そうと駅の周辺に広場やイベントスペースを整備するほかホームへの移動経路についてもバリアフリー化を進めるなどしてより利便性を高めることにしているという。