自動搬送システム大手・ダイフクの株価は8月には4年半ぶりに上場来高値を更新し、9月にも上場来高値を付けた。4年半前はネット通販向けの自動倉庫の需要拡大の期待が強かったが、期待が一服したうえ海外事業の利益率が低かったことなどから株価は伸び悩んだ。足元を見ると利益率の改善が進んでいる。SMBC日興証券は目標株価を5700円と大きく引き上げたのに対し、大和証券は目標株価を300円引き上げたものの投資判断は3(中立)に引き下げた。ダイフク・下代博社長は自動車向けの受注が動き始めたほか、アメリカでも自動搬送システムの需要が拡大していると明かした。2025年12月期の受注高は7000億円と予想し、おおむね達成できそうだという。さらに中長期的に見ると関税が追い風になりそう。日本の耐震性の確保などから自動倉庫の高さは31m未満がほとんどだが、海外は地震発生のリスクが低い地域が多く高層の自動倉庫の引き合いが増加しているため高さのある実験棟の必要性が高まっているとのこと。中期経営計画ではすでに営業利益率やROEは目標値を上回っている状態。配当性向は35%以上を目標としているが、去年11月には業績の上方修正を発表し約100億円の自社株買いを実施した。今季は8月に通期業績予想の条法修正を発表し自社株買いの期待が高まる。
