海外からの観光客などが増えるスキーシーズンを前に、野沢温泉村では、一般のドライバーが有料で人を運ぶライドシェアの導入に向けた実証実験が始まった。実証実験は、温泉街でのライドシェアの需要や課題を検証するために、JR東日本や一般社団法人・野沢温泉マウンテンリゾート観光局などが行う。実験では、地元のタクシー会社が管理する軽自動車3台を使用し、観光客や住民が配車アプリや電話で予約をすると、都合がついたドライバーが向かう。料金はルートによって事前に算定され、降りる時にスイカなどの交通系の電子マネーで支払う。野沢温泉村では、スキーシーズンになるとインバウンドを含む観光客が増える一方で、タクシーが少ないため観光客や住民の移動手段をどう確保するかが課題となっている。