昨日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の野田佳彦元総理大臣が、相次ぐ政務三役の辞任に関連し「閣僚のほぼ半分、総理も含めて適材が世襲ばかりというのは異常な事態ではないか」と、世襲議員の多さが問題と指摘した。9月に改造した岸田内閣の20人の閣僚のうち、曽祖父やおじ、おばまで含めた3親等に国会議員がいる閣僚は半数の10人にのぼる。 野田氏は岸田総理が三世であることについて「ジュニアに委ねると四世でしょ。ルパンだって三世までですよ。歌舞伎役者じゃないんだから」と揶揄し、岸田総理は「自民党も様々な民意をくみ取る仕組みを続けてきた」と述べたが、自身の息子・翔太郎前首相秘書官への指摘については言及を避けた。