「報道特集」はこれまで岸田総理大臣の政治資金パーティーの問題についても報じてきた。おととしの内閣総理大臣就任を祝う会、11年前の外務大臣就任を祝う会、今回新たに別のパーティーについても疑惑が明らかになった。2007年、岸田総理が初めて大臣に就任した際、広島市のホテルで1000人以上が出席した内閣府特命担当大臣就任を祝う会、主催したのは、ほかの2回と同様に地元有志が集まった任意団体。番組が独自に入手した当時の案内状。おととしの総理大臣就任を祝う会の案内状と内容や形式がほぼ同じ。岸田総理を同じ言葉でたたえ、結びの挨拶も全く同じ。この祝う会の発起人の1人が取材に応じた。政治家は、政治資金パーティーを開催した場合、収支を政治資金収支報告書に記載しなければならない。だが祝う会は任意団体としており、収入が1000万円未満なら報告する義務はない。発起人には、祝う会の主催者が「任意団体」だという認識はなく、「政治家による政治資金パーティー」だと考えていた。発起人は「あれた政治資金(パーティー)じゃなかったら、何が政治資金(パーティー)か」と述べた。
任意団体を主催者とし政治資金パーティーではないと主張するやり方は国会でも追及された。立憲民主党・野田佳彦元総理は「外務大臣の時も内閣府の担当大臣の時も“祝う会”をやってもらい、“脱法パーティー”。“岸田式”だ」とただし、岸田総理大臣は「任意団体が開催した実質的にも形式的にも政治資金パーティーではない」と述べた。
任意団体を主催者とし政治資金パーティーではないと主張するやり方は国会でも追及された。立憲民主党・野田佳彦元総理は「外務大臣の時も内閣府の担当大臣の時も“祝う会”をやってもらい、“脱法パーティー”。“岸田式”だ」とただし、岸田総理大臣は「任意団体が開催した実質的にも形式的にも政治資金パーティーではない」と述べた。