国会では、午後から、石破総理大臣の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まる。トップバッターには立憲民主党の野田代表が立つ。野田代表は通常用意する質問原稿を用意せず、最低限のメモだけで質問するとしている。原稿を読む姿が目立つ石破総理との違いを打ち出す狙い。野田代表は経済対策について「103万円の壁」とは別のもう1つの「壁」への対応を迫る考え。年収130万円超で年金など社会保険料の支払いが発生する「130万円の壁」について。立憲民主党は減少した手取り分を現金で給付する法案を提出。石破首相に協力を求める考え。また、企業、団体献金の禁止をあげて後ろ向きな自民党との違いを打ち出す方針。さらに10月の衆議院選挙で当選した裏金議員の中で政倫審に出席していない議員について説明を求める。長妻代表代行は「依然として企業団体献金の弊害というのは減っていないと考えている。代表質問も含めて強く法律での禁止を求めていきたい」と述べた。自らの意見を与党側にどこまでのみ込ませることができるのかが問われる。