岸田首相が自民党総裁選への不出馬を表明し、永田町はポスト岸田を巡る動きが激化している。終戦の日に合わせ靖国神社を参拝した小泉進次郎元環境相は出馬を模索し始めているが、記者の問いかけに答えることはなかった。小林前経済安保相は総裁選への対応を問われ、今は政治家としての力を高めることに尽きると思っていると述べた。小林氏は昨夜都内の飲食店で自民党議員と会合を開き意見を交わした。高市経済安保相は会見で自民党総裁選挙について申し上げることはないと述べた。茂木幹事長は都内のステーキ店で麻生副総裁と待ち合わせた。関係者によると総裁選について意見交換したという。先週は麻生副総裁と河野デジタル相が会食の場を持っていた。河野氏はきょう午前、会見で出馬への意欲を改めてにじませた。ポスト岸田をめぐりこれまで名前が挙がっているのは茂木幹事長、河野デジタル相、高市経済安保相、石破元幹事長、小林前経済安保相、小泉元環境相、野田元少子化相の7人。岸田首相は今朝、閣僚との懇談会で「職務に支障のない範囲で堂々と論戦を行ってほしい」と話したという。現職閣僚からも総裁選への出馬を検討する発言があり、斎藤経済産業相が出馬を検討する考えを示した。上川外務相は「熟慮し決断する」と総裁選への出馬を検討する考えを示した。総裁選の日程は来週火曜日に決定する。