4月下旬、鹿児島県薩摩川内市で行われたバレーボール女子日本代表の合宿では本番さながらの練習が続いていた。チームを率いるのはエースでキャプテンの古賀紗理那。去年秋、石川祐希などが活躍した男子は16年ぶりの自力での出場権を獲得。一方、女性はあと一歩のところで出場権を逃し悔しい思いだけが残った。古賀を支え切磋琢磨している存在が男子日本代表で夫の西田有志。古賀は「お互いの存在が心とかプレーをタフにできたらいいなと」と話した。4月中旬決意を新たにする出来事があった。この日代表チームは能登半島地震で避難生活を続ける人たちと交流。女子日本代表が挑む戦いの舞台は今月中旬から始まる国際大会ネーションズリーグ。パリオリンピックへの出場枠は残り5カ国。1次リーグが終了する来月16日時点の世界ランキングで決まる。