おととい、日経平均株価が過去最大の下落幅を記録した東京株式市場。きのうは一転、取引開始直後から全面高の展開となった。外国為替市場で円安が進んだことや米国の経済指標が市場予想を上回ったことも相場を押し上げ、平均株価の終値での上げ幅は3217円4銭で過去最大となった。こうした中、財務省、金融庁、日銀はきのう夕方、緊急会合を行い、急激な株価の変動について協議した。会合後、三村財務官は記者団に「引き続き政府と日銀との間で緊密に意思疎通を図りながら連携していくことを確認した」と述べた。また、岸田総理大臣は訪問先の広島市で記者会見を開き、株価について「冷静に判断してくことが重要だ」と述べた。