日本銀行は今日と明日、金融政策決定会合を開き、追加利上げの是非について議論する。春の好調な賃上げが経済指標に反映され始めるなか、日銀内では2%物価安定目標の実現に向けて物価が見通し通り推移しているとして追加利上げを検討すべきとの意見がある。個人の消費には弱さが見えることから消費の動向を見極めるのにもう少し時間をかけてもよいとの声もある。市場関係者からは利上げの有無について「五分五分だ」との見方もある。日銀の判断が注目されている。日銀が大規模な金融緩和策の一環として続けてきた長期国債の買い入れ額を減らす今後1〜2年の計画も決定。市場関係者の間では2年後に長期国債買い入れ額(月額)を今の6兆円程度から3兆円程度に減らすとの見方が多い。