債券市場では5日の内田副総裁の講演も注目材料になりそう。みずほ証券・丹治倫敦氏が、1月の日銀決定会合後の日銀関係者の講演は、田村委員、高田委員とどちらかと言うとタカ派と目されている人のものが多かった。中道派と目されている内田副総裁がどういったことを言うか注目される。内田副総裁もタカ派的と思われれば、金利上昇要因だが、マーケットではすでにタカ派的なトーンに対する警戒感は強まっている感じがする。思ったほどタカ派的ではないとなった時、逆に金利低下圧力がかかる可能性にも注目したい。マーケットとしての次の利上げ時期・感覚については、従来有力視されていたのは7月。最近は前倒しになるのではとの観測も出てきている。観測にどういう影響を与えるかにも注目などと解説した。野村アセットマネジメント・石黒英之氏は、トランプ関税に関して、先週も関税が強化される警戒感から日経平均も大きく下落してブレイクしてきてる。トランプ氏はアメリカの貿易不均衡の是正に動くとみてる。メキシコやカナダは過去と比べると貿易赤字が膨らんでる。一方、日本は横ばい。関税率自体も低いので、日本が名指しで関税発動になる可能性は低いと思うなどと解説した。