ベッセント財務長官が片山財務大臣、高市総理とそれぞれ会談を行った。関心はもっぱら為替についてだったが、目新しい発言はなかった。連携は確認していると双方がコメントしており、今後の為替介入は日本の判断で機動的にできる。きょうも介入があったかもしれないという見方も出ている。4月30日に大きく介入があったとされるが、その後も157円半ばくらいで何度か介入が入っている。政府がここを防衛ラインとして介入に入ってくるのではないか、との見方も市場では調整されている。過去数年の為替介入の規模を見ると、かなり大規模になってきている。原資となる外貨準備は200兆円以上あるが、円安を止める力に疑問符がついている部分も出始めている。最近の円安は投機の円売りではなく、イランやアメリカの金融政策をめぐるドル買いの面が強い。さらに大規模介入に出るにも大義が説明しづらい状況にもなっている。日銀の4月の金融政策決定会合の「主な意見」では、「4月は現状維持したが6月の利上げも検討しなければならない」との考えにも傾いてきている。状況によっては次回の会合で多数決で利上げが決まる可能性もある。
