金魚の養殖が盛んな茨城県行方市で行われた金魚すくいの腕前を競う大会について。10年前から毎年開催してきたが資材高騰などの影響で今回が最後となった。県内外から43人が参加した第10回全日本KIN−1グランプリ。金魚が入ったおけの前に1人ずつ構えて緊張のスタート。プラスチックの丸い枠に和紙を張ったポイと呼ばれる道具を使い、3分間ですくった金魚の数を競いる。注目はおけの中の金魚をほとんどすくい上げている女性。去年、決勝で82匹をすくい上げてチャンピオンになった千葉県香取市の杉山久美子。機械のように金魚をすくう様子から「マシーン久美子」と呼ばれる実力者。そんな彼女に挑む1人が、郡司掛カメラマン。毎年、取材に行くたびに金魚すくいの指導を受けたが、準々決勝に進める上位20人に入ることができず予選敗退となってしまった。決勝!チャンピオンを決める勝負の3分間。ことしの優勝者は3分間に89匹をすくった地元、行方市から参加した大河晴哉だった。2018年金魚すくい王。2020年金魚すくい王。10年前から毎年行ってきた全日本KIN−1グランプリ。餌や資材の高騰などの影響でことしで最後の大会となった。そこで歴代チャンピオンの5人が腕を競い合うグランドチャンピオン大会を特別に開催。5人の中には本大会で優勝した大河のほかマシーン久美子の姿も。優勝したのは。本大会の優勝記録を上回る95匹をすくい上げたマシーン久美子こと、杉山久美子がグランドチャンピオンに輝いた。