続いては「ハウルの動く城」からハウルが少女を導く“空中散歩”。アテネ五輪で北島選手が金メダルを獲得した2004年に劇場公開。2006年の初放送の世帯視聴率32.9%は金曜ロードショー全作品中3位。日本テレビタワーに宮崎駿監督デザインの日テレ大時計が完成。ハウルの声を演じた木村拓哉は、宮崎駿監督が(ハウルについて)説明してくださったんですけど「彼はね…星に当たってしまったんだね」って言われて、「えっ?」っていう…。出来上がったものを観た後では監督の説明っていうのは本当に的をえているがアニメーションを観る前に「星にぶつかって島たった少年」と言われて、答えを見いだせないまま作業を始めた思い出があると語った。荒れ地の裾野に広がる街で小さな帽子屋を営むソフィーは街で兵士に絡まれてしまう。彼女を救ったのは魔法使いの青年・ハウルだった。魔法の物語が幕を開けるロマンチックな名シーンを放送。木村拓哉はセリフをすべて覚え台本を持たずに演じた。鈴木敏夫プロデューサー「そんな人は後にも先にも彼だけ」。18歳の少女、ソフィーだが、魔女の呪で90歳の老婆に替えられてしまう。倍賞千恵子の見事な演じ分けが光る名シーンを放送。倍賞千恵子は、おばあちゃんと若い年に変わったときにずっと変えようと思っていたら、監督に「倍賞さん そんなに声を変えなくていいから」と言われたという。