現在、喫茶店の倒産が急増している。先月末、千葉・船橋市で50年近く営業してきた喫茶店が最後の日を迎えた。「かりん」はマスター・鈴木真樹さんと母・美智子さんが店を切り盛りしてきた。「かりん」は1977年創業。次々と訪れる常連客たちの目にも涙。閉店の理由は、コーヒー豆の高騰。店ではコーヒー豆の仕入れ値が3年前と比べ約3倍に。帝国データバンクによると、昨年度の喫茶店の倒産件数は70件。材料などの高騰が原因で、ここ3年で倒産件数が急増。最後の客を見送り48年の歴史に幕を下ろした。常連客が外で待っていて真樹さんは「最後のお客さんは一生もの。ありがとうございます」と感謝の言葉を口にした。