競泳平泳ぎ100m、200m代表内定・鈴木聡美(33歳)。ことし3月、100m平泳ぎで自己ベストを更新し、五輪代表に内定した。進化の秘密に迫る。ロンドン大会では3つのメダルを獲得。しかし、東京大会を前に競技を続ける意味を見失い、代表になることさえ叶わなかった。そんな鈴木に声をかけたのが、大学時代からの指導者・神田忠彦さん。自分の限界に挑戦したいと母校を拠点に競技を続ける決意をした鈴木。大学生との練習に加え個人練習も行い、1日に1万メートル以上という圧倒的な練習量を継続してきた。さらに追い求めてきたのが、年齢に合った体作り。全盛期のロンドン大会より体重を2キロ減らし、必要最低限の筋肉量で効率のいい泳ぎを探求してきた。継続が実を結んだのは3月の代表選考会。自身初の1分5秒台を記録し自己ベスト更新し、パリへの切符を掴んだ。パリ大会への思いについて「強く美しくロンドン越え!メダルの色も超えられると思うので、そこを目標に頑張っていきたい」などと述べた。