- 出演者
- 南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花
オープニング映像と挨拶。
今月8日~おとといまでに太陽フレアが6回発生していたが、新たにきのうも発生し、72時間で7回の発生は観測史上初めてだという。この影響で日本でもオーロラが確認された。今後、数日間は通信衛星などの人工衛星やGPSの位置情報などに影響が出る恐れがあるという。
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の朝市通りに店を出していた事業者が、神戸市で出張朝市を開いた。阪神・淡路大震災で被災した神戸市の商店街が、当時の支援への恩返しの意味も込めて招待した形。
石川県志賀町には世界一長いベンチとしてギネス世界記録に認定されたこともある460mのベンチがある。地震で遅れていた改修工事が完了し、訪れた人々は早速その座り心地を確かめていた。
長崎の映像のあと全国の気象情報を伝えた。
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天皇皇后両陛下の長女の愛子さまはきのう、紫式部の源氏物語やその注釈書など平安文学に関する資料を集めた特別展が開かれている、東京・千代田区の国立公文書館を訪問された。お1人で公務に臨まれたのは初めて。大学時代、文学部の日本語日本文学科で古典を通じて日本文学への関心を深めた愛子さまは、江戸時代に書かれた希少な注釈書をご覧になった。この展示会は、神や仏のお告げなどとされていたという夢をテーマにしている。説明役を務めた調査員によると、愛子さまは、見た夢の意味が分からず恐ろしくなったときにほかの人に分析してもらい安心していた様子を記した、清少納言の枕草子の一節を見て、「夢占いは現代でもありますね」と述べられたという。そして、会場を後にする際、「夢を通して平安貴族の心のあり方に触れることができました」と話されたという。
阪神vs.DeNA。DeNAの先発・中川颯は序盤から苦しみ、3回までに9失点。しかし、8回にDeNA・蝦名達夫がホームランを放ち、同点に追いついた。その後、DeNA・筒香嘉智もホームランを放ち、9-11でDeNAが勝利した。
サッカーアジアチャンピオンズリーグ決勝第1戦。ここまで激戦を勝ち抜いてきたF・マリノス。ホームでの第1戦では5万3000人を超えるサポーターが詰めかけた。前半12分こぼれ球を押し込まれてアルアインに先制を許した。F・マリノスは後半27分右からのクロスに植中朝日が頭で合わせゴール。途中出場の渡辺皓太がゴールし逆転勝ちとなったF・マリノス。第2戦は日本時間の26日。2試合の合計得点で上回れば初優勝が決まる。
競泳平泳ぎ100m、200m代表内定・鈴木聡美(33歳)。ことし3月、100m平泳ぎで自己ベストを更新し、五輪代表に内定した。進化の秘密に迫る。ロンドン大会では3つのメダルを獲得。しかし、東京大会を前に競技を続ける意味を見失い、代表になることさえ叶わなかった。そんな鈴木に声をかけたのが、大学時代からの指導者・神田忠彦さん。自分の限界に挑戦したいと母校を拠点に競技を続ける決意をした鈴木。大学生との練習に加え個人練習も行い、1日に1万メートル以上という圧倒的な練習量を継続してきた。さらに追い求めてきたのが、年齢に合った体作り。全盛期のロンドン大会より体重を2キロ減らし、必要最低限の筋肉量で効率のいい泳ぎを探求してきた。継続が実を結んだのは3月の代表選考会。自身初の1分5秒台を記録し自己ベスト更新し、パリへの切符を掴んだ。パリ大会への思いについて「強く美しくロンドン越え!メダルの色も超えられると思うので、そこを目標に頑張っていきたい」などと述べた。
岐阜市の長良川で行われる伝統の鵜飼いが昨夜、開幕した。岐阜市によると、ことしは一部の観覧船で行っていた人数制限がなくなり、5年ぶりに通常の状態で行われる。今シーズンは10月15日までで、新型コロナの感染が拡大した2020年以降で最も多い、9万人の乗船を目指している。
テーマは「磁石」。世界最強のネオジム磁石。ネオジム磁石は、資源やエネルギーの節約が求められる現代に欠かせない。
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今日は磁石について。電気自動車の動力のモーターには、内部に磁石が使われている。電気エネルギーを回転エネルギーに変えるのが磁石。ネオジム磁石を使うことで、同じ出力のモーターを作るときに大きさも重さも約半分にすることができたという。スマホのバイブレーションや、PCの冷却ファンにも使用されている。ネオジム磁石を発明したのは日本の研究者・佐川眞人さん。開発当時の話を聞くと、磁石は全然勉強したことがなかったという。会社に入り磁石のテーマを貰ったが、先生がいなかったため自由に考えたという。磁石は元素を組み合わせた化合物で、ネオジム磁石は「鉄・ネオジム・ホウ素」が中心となっているが、当時はいずれも磁石の主な原材料ではなかった。この100年、磁石研究をリードしてきたのは日本だった。東北大学第6大学長の本多光太郎さんは、1916年に世界で初めて人工的に磁石を作ることに成功。当時世界最強となった。さらに1970年代、新たな世界最強を作ったのも日本人の俵好夫さん。俵万智さんの父親で、俵万智さんは父親の磁石について歌を詠んでいる。そして1980年代にネオジム磁石が世界最強となった。
ネオジム磁石は普通の磁石に比べて熱に弱い。そこで使われるのがジスプロシウムというレアアース。これを混ぜることで耐熱性を上げモーターでも本来の性能を発揮できる。ジスプロシウムは日本は輸入に頼っている。主な生産国である中国にとっても重要な資源であるため、日本等への居給が止まってしまうリスクが指摘されている。
物質・材料研究機構ではネオジム磁石に変わる新しい磁石の研究が行われている。世伯理さんはイラン出身で16年前に日本に留学しその後帰化した研究者。開発を進めているのがネオジム磁石に変わる熱に強い磁石。世伯理さんは熱に強くネオジム磁石に匹敵するポテンシャルがあると期待している磁石の原料を見つけているがポテンシャルを残したまま磁石にするのが大変だという。磁石を作るには無数の組み合わせから最も力を発揮できる配合を見つけなければならない。げんざい配合を変えて試作品を作る作業を繰り返している。その性能を高めるためには原子の配列が重要で特別な顕微鏡で原子配列を観察しし作品の仕上がりを評価・改良を重ねている。現段階ではネオジム磁石に匹敵するには至っていないが数年以内に実用化にこぎつけたいと考えている。ネオジム磁石の生みの親である佐川さんも新たな世界最強の磁石に期待を寄せている。
全国の気象情報を伝えた。