神奈川県鎌倉市で地域食堂を運営している渡邉公子さんの活動を紹介。先月、鎌倉市内で開催されたイベントでフラダンスを踊っていた。月に一度、介護施設を借りて行われているこちらの地域食堂。調理師などの資格を持つ人たちがボランティアで60人分以上の食事を作る。この日はたくさんの夏野菜が彩るしゃけのお弁当。大人は500円、子どもは無料で提供している。食材はすべて渡邉が運営している団体に寄付されたもの。協力の輪が広がりこの日のデザートは地元のレストランが無償で提供してくれた。渡邉さんによる食育講座も開催。こうした地域食堂を市内各地で開催している。渡邉さんが地域食堂を始めたのは7年前。高校で家庭科の教師をしていた経験を生かして地域のために何かできないかと考えた。地域食堂を市内全体に広げたいと考えている。ここは障害のある人の就労支援などを行う事業所が運営するカフェ。渡邉さんの誘いを受けて初めて地域食堂を開く。当日、料理の準備にはカフェの従業員やその家族と友人20人ほどが集まった。渡邉さんは障害のある人の調理をサポート。この日のメニューは4種類のカレー。子ども向けの甘口やシーフードなどを用意した。食堂が開店すると早速、夏休み中の子どもたちなどが訪れ店内は満席に。一方、ちゅう房は大忙し。渡邉さんも奔走し予定していた40人分のカレーはあっという間になくなった。人と人をつなぐ地域食堂、渡邉さんがまいた種は街全体に広がっている。本当に渡邉さんのことばどおり、多世代の人たちがにぎわっていて特に地域食堂が渡邉の人柄が際立っていてそれが皆さんに伝わって自然と笑顔がこぼれるような、そんな地域食堂、本当に行ってみたいなと思う。鎌倉市内の地域食堂は20か所に上り渡邉さんによるとことし中にさらに増える予定だそう。