地域に暮らす子どもや高齢者に食事を提供する地域食堂を神奈川・鎌倉市の各地で運営している渡邉公子(81)。食堂では調理師などの資格を持つボランティアたちが60人分以上の食事を作る。食材はすべて寄付によるもの。渡邉による食育講座も開催している。渡邉は「みんなで食べる食の楽しさを知ってほしいという思いで地域食堂を作ろうと思った」という。高校で家庭科の教師をしていた渡邉は7年前に地域食堂を始めた。「食べることは生きることだと常に授業で言っていた。それを皆に伝えていきたい」という。障害のある人の就労支援を行う事業所が地域食堂を初めて開催する様子を紹介。