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「長井市(山形)」 のテレビ露出情報

菅野芳秀さんは農家を継いで半世紀。妻の佐智子さんは北海道出身の姉さん女房。農家の跡取りとして生まれたが農業に夢や希望は見いだせず東京の大学に進む。学費、生活費は新聞配達で捻出した。大学3年のとき三里塚闘争に加わる。1971年成田空港建設に対する反対運動は激化の一途をたどっていた。地元住民への事前の説明はなかった。「村が壊れる農業がなくなる」。農民たちは子どもから老人まであらが村を挙げて抗った。2月には機動隊を動員した強制的な土地収用が始まった。農民と支援者たちは砦を築きバリケードや立ち木に体を鎖で縛りつけ地下壕にこもって抵抗した。
千葉県の小学校の教師となっていた佐智子さんは農家を支援するため週末三里塚に通った。2人は砦で出会った。強制収用で逮捕された農民や支援者は2週間ほどで461人。芳秀さんもおよそ90日間収容され独房で自分の身の行く末に考えをめぐらせた。大学を1年遅れて卒業した芳秀さんは沖縄で暮らしたあと故郷に帰り就農。待ち受けていたのはコメの減反政策。食生活の多様化などでコメ余りが深刻だった。当初は行政も農協もこぞって反対していたが、気がつけば長井市内で減反を拒否する農家は菅野さん一人になっていた。菅野さんは減反を受け入れ実る前の青い稲を刈った。
菅野芳秀さんが次に直面したのは農薬の空中散布。子どもたちのために止めなければならない。集落の13戸で取り組んだ減農薬のコメは全て生協が高値で買い取った。生協と産地の提携は広がり、およそ10年を経て置賜地方全域で空中散布は廃止された。菅野さんが40歳のとき大きな転機が訪れる。きっかけはアメリカの酪農家の話だった。生ごみをたい肥として活用し、まちの台所と田畑をつなぐ長井市の「レインボープラン」。まちなか町中の消費者がたい肥の生産者。みんなが土づくりに関わる。そのプランは30年近く続き42カ国から3万5000人以上が視察に訪れた。レインボープランの循環が菅野さんの農業の軸。ニワトリは春から秋にかけては放し飼い。ニワトリのふんは田畑の一級の肥料になり田畑から出るくず米や野菜はニワトリの餌となる。小屋の中でもケージではなく平飼い。三里塚の砦で出会った2人は結婚。同志のように半世紀近く生きてきた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年4月8日放送 15:50 - 19:00 日本テレビ
news every.(ニュース)
令和の百姓一揆と銘打ち米農家らが東京など全国14カ所でデモ行進を行った。訴えたのは日本の農業の危機的状況だった。先月30日、東京都内でのデモ行進ではおよそ30台のトラクターなどが青山・渋谷・原宿を行進した。主催者発表の参加総数は4500人。東京だけでなく北海道から沖縄まで全国14カ所で行われ日本農業の危機的状況を訴えた。実行委員長は山形・長井市で農業を営む菅[…続きを読む]

2025年4月5日放送 12:15 - 12:40 NHK総合
探検ファクトリー(オープニング)
今回は三山ひろしとけん玉工場を探検。

2025年2月8日放送 10:30 - 11:25 テレビ朝日
民教協スペシャル時給10円という現実〜消えゆく農民〜
古くからの仲間たちが集う新年会で今、農業が抱える様々な課題が噴出す。3人の孫娘も加わって薬に頼らない種もみの消毒。長年のきつい農作業で腰とひざを壊した芳秀さんに代わり長男の春平さんが農業の中心を担う。田植えの手伝いは地域おこし協力隊。長井市の2024年4月の平均気温は13.2度(観測史上最高)。翌月、春平さんは田んぼの雑草と格闘していた。除草剤の使用は1回。[…続きを読む]

2025年1月25日放送 5:30 - 8:00 日本テレビ
ズムサタ(オープニング)
きょうは中華まんの日とのことで、埼玉・越谷市のイオンレイクタウンで「中華まん博覧会2025」が開催中。2月2日まで。入場無料。

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