平城京跡から徳利状の土器が出土し、古代のペットボトルと言ってもいいという。仏具の華瓶、兵士の水筒に用いられたと考えられるが、奈良文化財研究所の小田裕樹氏によると、窯跡は駿河、伊豆にしかないという。堅魚煎汁を注ぎ、奈良の都へと運ばれたと推理する。この堅魚煎汁を使ってどのようなスープが作られたのか。木簡には古自と記されていて、いわば国産のパクチーといえる。スープの具材に使われたかもしれないと、専門家たちは試作を行った。
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