明後日、長崎市が原爆の日に開く平和祈念式典に、米国、英国、フランス、イタリア、オーストラリア、カナダ6か国の駐日大使が一斉に欠席する意向を示していることが分かった。長崎市がパレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルを式典に招かなかったことがその理由だという。米国政府の関係者はJNNの取材に対し「この件を政治問題化したくない」としている。これに先立つ先月の19日には、日本を除くG7の駐日大使が連名で長崎市長に対し「式典にイスラエルを招かないことは、ロシアなどと同列に扱うようなものだ」と懸念を伝え、招待するよう呼びかけていたという。明後日の長崎市の式典には、米国政府からは領事が出席し、エマニュエル駐日大使は東京都内で行われる原爆犠牲者の追悼式に出席するとしている。