- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 高木優吾 星麻琴 竹野大輝 菅谷鈴夏
オープニング映像。
社会部災害班・老久保勇太記者がスタジオで解説:これから連休、お盆というタイミング。どういう備えが必要?「5弱の揺れが起きたが、これぐらいの規模の地震あると、同じ程度の揺れっていうのは起きる可能性はある。帰省してふだんは過ごしていない家でいる人、ふだん過ごしている家でもそうだが、揺れがあったときに家具が倒れたりしたときに、けがをするおそれがあるので、倒れやすい家具がないかなど家の状態を確認して、落ち着いて休んでもらいたい」。
岸田総理大臣は今夜8時過ぎ、総理大臣官邸で記者団に対し、地震への対応について「政府としては、昨日の地震発生および南海トラフ臨時情報の発表を受けて、松村防災担当大臣以下による関係省庁災害対策会議において、各所に対して地方自治体や関係機関と緊密に連携し、引き続き緊張感を持って対応するよう呼びかけ、警戒態勢を構築。特異な追加情報などがあった場合は、常時速報を受けることとしている。引き続き危機管理に万全を期してまいりたい。初めての南海トラフ地震臨時情報巨大地震注意に、戸惑いや不安を感じている人も多いと考えられるが、事前避難を求めるものではなく、特定の期間に地震が発生することを具体的にお知らせするものでもない。大きな地震が発生した後に再び大きな地震が続く可能性に備えて、日常の生活における社会経済活動を継続しつつも、日頃からの地震への備えの再確認等を呼びかけるもの。国民は、本情報の性格をよく理解し、夏休みに伴う旅行、帰省なども増えて日常の生活における社会経済活動を継続しつつも、1週間、家具等の転倒防止対策、安全な避難場所、避難経路等の確認、家族との連絡手段の確認など地震への備えを再確認し、地震が万が一発生した場合には直ちに避難できるような態勢をお願いしたい」と述べた。
神奈川県の厚木市の上空からの映像。外で過ごしている人は、水分をこまめに摂取するなど、熱中症の対策を呼びかけた。
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広内仁が電話で名古屋大学・山岡耕春名誉教授に聞いたら、南海トラフとの関係はないと考えていいと話していたと説明。社会部災害班・老久保勇太記者がスタジオで解説。震源について「きのう出された南海トラフの臨時情報に関わるその想定の震源域なのだが、きのうの地震っていうのはこの日向灘、九州のほうで起きた地震。きょうの地震は、神奈川県西部ということで、震源域の中からも外れている。距離がかなり離れているので、いきなり影響することも考えづらい。南海トラフ地震との関連は、きょうの地震、関係ない話していた」、注意点について「だんだん暗くなってきて、お休みになる方とかもいるかと思うだが、震度5弱の地震、起きたということで、臨時情報と関係なくても、また同じ程度の揺れが起こる。倒れやすい家具がないかなど、安全を一度点検してから落ち着いて休んでもらいたい」と語った。
午後7時57分ごろ、神奈川県で震度5弱の揺れを観測する地震があった。この地震による津波の心配はない。震度4の揺れを観測した神奈川・山北町の地震発生直後の映像では、カメラが小刻みに揺れているのが分かる。震度5弱の揺れを観測したのは、神奈川・厚木市、中井町、松田町、清川村。気象庁によると、震源地は神奈川県西部で、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.3と推定。政府は午後7時59分、総理大臣官邸の危機管理センターに、情報連絡室を設置し、被害の確認などに当たっている。鉄道の情報。JR東海によると東海道新幹線は、一部区間で設備点検を行うため、浜松駅−東京駅の間の上り線と、東京駅−三島駅の間の下り線で運転を見合わせていたが、全線で再開した。小田原市消防本部によると、神奈川・開成町にある小田急小田原線の開成駅で、エレベーターに閉じ込められたという内容の通報があったが、消防が停止中のエレベーターから女性を救助した。女性にけがはなかった。
日向灘を震源とする地震だけでなく、関東でも震度5弱の地震が起きた。夜を迎えたが、気をつけて過ごして。
きのうの地震を受けて初めて発表されたのは、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」。気象庁は関東〜沖縄にかけての29都府県、707市町村では、地震への備えを改めて確認してほしいと呼びかけている。具体的にどのように備えたらいいのか。静岡・熱海市・熱海駅前では、お盆前のこの時期、多くの観光客が足湯を楽しんでいた。この時期に楽しむ人が多いマリンレジャー。ボードの上に立ってパドルをこぐSUPの体験教室を開いている山口明菜代表は「キャンセルしたいとの連絡がかなりある」と語った。キャンセルは10件以上出ている。教室では、すぐに避難できるように、いつもより陸の近くでSUPをしたり、あらかじめ避難経路を客に伝えたりして地震や津波の対策を実施。熱海市の消防団では、臨時情報を受けて地震や津波に対しより一層の備えが進んでいる。消防団は、チェーンソーや発電機に異常がないか再確認。臨時情報の説明や備えなどが書かれたチラシを観光客に配布。
お盆の時期を前に起きたきのうの地震。きのう一部の便が欠航した宮崎空港では、ほぼ通常運航となり、お盆をふるさとで過ごす家族連れなどが、久々の再会を喜んでいた。中には予定を変更するという人も。
きのうの地震の震源になった九州の日向灘〜静岡県の駿河湾にかけてのプレート境界で発生が予測されている南海トラフの巨大地震。今後30年以内に70%〜80%の確率で発生すると予測されている。最新の推計では、最大で死者が23万人余、全焼焼失する建物が209万棟余に上るとされている。きのうの地震を受けて、気象庁は、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表。南海トラフ巨大地震が発生する可能性が、ふだんと比べて相対的に高まっていることを示す情報だが、具体的にいつ、どこで、どのような規模の地震が起きるかを予測する情報ではない。気象庁は、特定の期間中に必ず地震が発生することを伝える情報ではないとしたうえで、巨大地震に備えて防災対策の推進地域に指定されている29の都府県、707市町村に備えを改めて確認してほしいと呼びかけている。臨時情報について、きのう検討を行った南海トラフ地震評価検討会委員・名古屋大学・山岡耕春名誉教授は「情報を出すことで少しでも災害を軽減できればよいと情報が出ている」と述べた。
岸田総理大臣は、対応に万全を期したいとして、きょうから予定していた中央アジアなどへの訪問を取りやめることを明らかにした。岸田首相は「気象庁が地震の備えの再確認等を呼びかけている1週間程度は、国内にとどまり、政府としての対応や情報の発信委万全を期すべきと判断した」と述べた。
初めて出された南海トラフ地震臨時情報。情報をどう受け止め、行動すればよいのか、災害情報に詳しい東京大学大学院情報学環・関谷直也教授は「自信に備えることがポイント。少し気をつける、もし地震が起こったらどういう対応を取るか考える」。地震への備えの例。水や食料、救急用品や常備薬の準備や、家の中の家具が転倒しないようにする備え、家族との安否の確認方法などを事前に確認しておくこと、避難場所の確認。関谷教授は「地震対策として重要なことは命を守ること」と語った。改めていつも行っている地震や津波への備えを確認する機会にしたい。防災用品の一覧を紹介した。
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長崎に原爆が投下され、きょうで79年。平和祈念式典が開かれ、「長崎を最後の被爆地に」という祈りに包まれた。爆心地公園では、全国から集まった高校生、約100人が、手をつないで核兵器のない世界の実現を誓った。高校生平和大使(被爆3世)・大原悠佳さんは「核廃絶に対する思いも強まった。もっと世界に発信していきたい」と語った。午前11時2分(原爆がさく裂した時刻)の様子。平和祈念式典には被爆者や遺族など約2300人が参列。10歳で被爆した男性の「平和への誓い」。長崎市はことしイスラエルの駐日大使を招待せず、そのことを受けて米国や英国など各国の駐日大使らが参加を見合わせた。長崎市・鈴木市長は「核兵器が存在するがゆえに人類への脅威が一段と高まっている現実を直視し、核兵器廃絶に向け、大きくかじを切るべき」と述べた。岸田総理大臣は「核軍縮をめぐる情勢がいっそう厳しさを増している今だからこそ、“長崎を最後の被爆地に”と世界へ強く訴え続けていく」と述べた。
式典のあと行われた、被爆者と岸田総理大臣の面会。今回は、原爆投下時、国が定める地域の外にいた「被爆体験者」の団体も初めて出席し、被爆者として認定するよう求めた。第二次全国被爆体験者協議会・岩永千代子会長は「私たちは被爆者ではないのか。認めていないのは、憲法14条の法の下の平等に違反し、差別だ」と述べた。岸田総理大臣は、厚生労働省のもとで、合理的に課題を解決するための具体策を検討していく方針を明らかにした。予定の面会時間が過ぎたころ、被爆2世の男性が発言し、速やかに被爆者として認めるよう強く訴えた。岸田首相は「厚生労働相に現実的な対応策を指示した。一生懸命やる」と述べた。被爆者だけでなく、被爆体験者の高齢化も進んでいる。国にはその気持ちに寄り添いながら、長崎を最後の被爆地にするための取り組み、覚悟が求められている。
台風5号の情報と全国の天気予報を伝えた。
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新百合ヶ丘駅の上空の映像。小田急電鉄によると、小田原線、多摩線、江ノ島線は、小田原線・海老名駅−小田原駅の間の上下線を除き運転を再開した。一部の区間では速度を落として運転をしているため遅れが出ている。海老名−小田原間の運転再開には、相当な時間がかかるとしている。
陸上男子1600mリレー予選1組:4位・日本。日本はアテネ大会以来の決勝進出を目指す。1走・中島佑気ジョセフ、2走・川端魁人、3走・佐藤風雅、アンカー・佐藤拳太郎。日本記録を更新し、全体4番目のタイムで20年ぶりの決勝進出。中島選手は「少しでもいい走りをして、チームとしても一丸となってメダルを取りたい」とコメント。
スポーツクライミング男子ボルダー&リード決勝:金・トビーロバーツ(英国)、銀・安楽宙斗、銅・ヤコブシューベルト(オーストリア)。安楽選手はスポーツクライミングで日本男子初のメダルとなる銀メダル獲得。安楽選手は「よく頑張ったのかなと思う」とコメント。
夏の全国高校野球 大会3日目。第3試合:菰野(三重)6−2南陽工(山口)。菰野が春夏通じて甲子園初勝利。
第1試合:新潟産大付(新潟)2−1花咲徳栄(埼玉)、第2試合:西日本短大付(福岡)6−4金足農(秋田)、第3試合:菰野(三重)6−2南陽工(山口)。