- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 高木優吾 星麻琴 竹野大輝 畠山衣美 菅谷鈴夏
オープニング映像。
記録的な変動が続く株価。日銀副総裁の発言を受けて大きく反応。利上げをさらに進める可能性に言及した先月の日銀・植田総裁の発言を、軌道修正したのではないかという見方も出ている。きょうの取り引きで株価の乱高下は収まるのか。東京株式市場は、取り引き開始直後から、幅広い銘柄に売り注文が膨らみ、一時900円以上値下がり。状況が変わったのは、午前10時半過ぎ。日銀・内田副総裁が講演の中で「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」と述べた。利上げに慎重な姿勢を示したこの発言内容が伝わると、市場は大きく反応。当面緩和的な金融環境が続くとの見方が広がって、買い戻しの動きが強まり、株価は急速に上昇。一時、1100円以上値上がりした。朝方、1ドル144円台を中心に取り引きされていた東京外国為替市場では、円を売る動きが急速に強まる。円相場は一時、1ドル147円台まで値下がりした。記録的な株価急落や急ピッチで進む円高など、不安定な動きとなっている金融市場。その要因の1つではないかと指摘が出ているのが、日銀・植田総裁が先月の会見で「利上げをさらに進める可能性」に言及したこと。この日銀の姿勢について、株価の乱高下を受けて、野党からは批判の声。国民民主党・玉木代表は「植田総裁が金利を上げ続けるというメッセージを出したことは、少し早すぎたのではないか」、立憲民政党・泉代表は「利上げに向かっていくにしても市場との対話が重要。利上げの経過や政府・日銀の説明が十分だったか、国会でしっかりと議論すべき」と述べた。こうした状況の中で行われた日銀・内田副総裁の講演。午後からの会見で、内田副総裁は「(市場の)変動が急激だったこと自体は事実。引き続き極めて不安定な状態にある。個人としては利上げについて、慎重に考えるべき要素が生じたと言わざるを得ない」と述べ、さらなる利上げについて慎重に検討する考えを強調した。一方、さらなる利上げの可能性に言及した先月の植田総裁の発言と違いはないか問われると、内田副総裁は「総裁会見よりあとの段階で今回の市場の急激な変動が起きている。より慎重に考える必要がある。考えの違いがあるということではなく、状況が変化した」と述べた。日銀・内田副総裁の発言をどう見るのか。日銀元審議委員・野村総合研究所・木内登英エグゼクティブエコノミストは「市場が安定を取り戻すようにハト派的なメッセージを出す狙いがあった。“慌てて金利をあげる必要はない”ということ。大きな軌道修正があった印象にもなる。総裁と副総裁の発言が食い違うのは、金融市場にはわかりにくいメッセージを送ってしまったのではないか」、金融市場の今後の見通しについては「日本の市場が安定を取り戻すカギは、米国側にあると思う。米国側でそこまで景気が悪くないというデータが出てくると日本の市場が安定を取り戻すきっかけになる」と述べた。今後、市場がどうなっていくのか、引き続き注視していく必要がある。
大会12日目、レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級で、文田健一郎選手が金メダルを獲得。銀メダルに終わった東京大会の雪辱を果たした。悔しい結果に終わった東京五輪決勝は、銀メダルに終わった。そこで文田選手は、新たなプレースタイルを模索。守りの技術向上にも力を入れ、攻守のバランスが取れたレスリングを目指した。パリ五輪男子グレコローマンスタイル60キロ級決勝の文田健一郎と曹利国の一戦で勝利。文田選手は「これが五輪で優勝することか、みたいな。自信をもって“あれが文田健一郎のスタイルだ”と言える。あの銀メダルがあったから、今、金がとれたと実感している」とコメント。
文田健一郎選手の出身地、山梨・韮崎市を取材。韮崎市役所では、早速金メダルを受けた展示。韮崎市教育課・清水正之主幹は「とった瞬間に出せるよう準備していた」と語った。文田選手の母校・韮崎工業高校には、東京五輪出場を機に設置された記念碑があり、国際大会での成績が刻まれてきた。韮崎工業高校・藤巻信一教頭は「完成した時に撮影した写真。本人はあまり納得していない表情だが。金メダルを取ってくれた。またこちらに刻んでいきたい」と語った。
現地の田所拓也アナウンサーは、この3年間の意地を見せてもらった気がする、などとコメント。
- キーワード
- 国際放送センター
スケートボード女子パーク・開心那選手が、東京五輪に続いて銀メダルを獲得した。スケートボード日本勢の活躍は、海外のファンの心もがっちりつかんでいる。女子パーク決勝には8人が出場。開心那は練習でも成功したことがない技の組み合わせを成功させるが一歩及ばず。結果、1位がアリサ・トルー、2位が開心那、3位がスカイブラウン。競技を終えた選手たちは、東京五輪と同じくお互いをたたえ合う。開選手は「みんなに感謝」とコメント。
スケートボードで躍動する日本選手たちは世界の心をつかんでいる。フランス・パリ市の地下鉄の駅前広場には、スケートボード場がある。金メダルを獲得した堀米選手のSNSを見ながら練習する人もいた。試合会場で選手たちが体現した、互いをたたえ合って、高め合うスケートボードの文化が、このパリの街なかでスケートを楽しむ人たちの中にも息づいていたという。日本の選手たちが東京、パリと届けてきたこの競技が持つ魅力を会場の中、そして外でも感じることができたとのこと。開心那選手は、このあと生出演予定。
レスリング女子53キロ級に公式戦133連勝中の藤波朱理選手が登場。1回戦、フォール勝ちで相手を圧倒。準々決勝も有利に試合を進めていたが、同点とされる。その直後、タックルからフォール勝ち。準決勝進出。
陸上女子やり投げ予選。金メダルを狙う北口榛花選手は1回で決勝進出を決めた。北口選手は「すごく幸せ、すごく楽しく試合できている」と語った。
- キーワード
- 北口榛花
これまでに日本が獲得したメダルは合計29個。金メダルは11個となっている。
日本時間のけさ行われた民主党の集会。会場の外には始まる前から支持者による長い列ができていた。自ら副大統領候補に選んだワルツ氏とともに姿を見せた大統領候補・ハリス氏。2人が揃った初の集会が行われたのは激戦が見込まれる東部・ペンシルベニア州。ハリス陣営はこの時の写真をSNSに投稿。同じ会場で行われたトランプ陣営の集会写真と比較し、支持者の多さを強調した。民主党の副大統領候補に選ばれたワルツ氏は、中西部・ネブラスカ州出身の60歳。17歳から州兵になり24年間務めた。また、高校の教師としてアメリカンフットボールのコーチにも就任。チームを週のチャンピオンに導いた。政界に転身したのは40代。ミネソタ州出身の下院議員を6期12年務め2019年にミネソタ州知事に就任、現在2期目。政治経験が豊富で連邦議会に人脈がある。SNSでは父親としての姿もアピール。狩猟が趣味で自身も銃を所持しているが、知事としては銃の所持者に身元調査を義務付ける法案に署名するなど銃規制には賛成の立場。また、学校給食の無償化を実現させた実績もある。有権者を前に強調したのは「農地・地方経済の活性化」。州西部出身で数々の経歴を重ねてきたワルツ氏。ハリス陣営としては選挙戦で重要な中西部の白人有権者の支持を取り込みたいとの思惑があるとみられる。一方の共和党、トランプ前大統領の陣営は早速声明を発表。「ワルツ氏がハリス氏と同じように危険なリベラル過激派であり、2人が抱く夢はすべてのアメリカ国民にとって悪夢だ」と批判した。勢いを増すハリス氏への焦りの現れなのか、トランプ氏はバイデン大統領の選挙戦からの撤退について自身のSNSに「大統領の地位が憲法に反して奪われた。クーデターだ」と投稿した。
トランプ氏の投稿について広内さんは「トランプ氏としてはハリス氏よりもバイデン氏のほうが戦いやすかったと感じているのではないかと思う。ただ、ハリス氏が選んだワルツ氏は激戦州の知事ではなく全米の知名度も高いとは言えない。狙い通り票を集められるのか、次は19日から始まる民主党党大会に向けどういった公約を打ち出すのかに注目したい」と話した。
JR東海によると、東海道新幹線は雨量が規制値を超えたため、静岡県・新富士駅~静岡駅の上下線で今夜9時過ぎ~運転を見合わせているとのこと。運転再開の見通しは立っていない。
きょう行われた立憲民主党の両院議員総会。泉代表の任期満了に伴う代表選挙を来月7日告示・23日投開票の日程で行うことが承認された。選挙期間は前回3年前の12日間を上回り、党の規則上最長の17日間となる。立憲民主党としては自民党の総裁選挙に近接させるかたちで実施し、野党第1党として政策論議をアピールする機会にしたい考え。再選に向け準備を進めている泉代表は「この3年間通じて日々党のために何ができるか、日本に政権交代可能な政治を作るため何ができるかを考えてきたが、いまより一段とその思いも強くなっている」と述べた。泉氏はきょう、野田元総理大臣ら党内のベテラン議員と相次いで会談し、今後の党運営などについて意見交換した。また、党内から立候補に期待する声が出ている枝野前代表はこれまで代表選について「熟慮している」と述べるにとどめている。同じく立候補に期待する声が出ている野田元総理大臣は、これまで立候補について慎重な姿勢を示している。一方で泉代表の党運営に批判的な小沢一郎衆院議員と会談を重ね、代表選挙をめぐり意見を交わしている。小沢氏らは「泉氏が代表のままではほかの野党との連携が進まず政権交代は困難」とし、泉氏以外の候補者の擁立を目指している。さらに中堅・若手議員で作るグループの会長を務める重徳和彦衆院議員はきょう立候補について「グループの仲間と良く検討し、熟慮していく」と述べた。
今回の代表選挙は当所属の国会議員や党員・サポーターなどによる投票で争われる。国会議員には1人2ポイント、国政選挙の公認候補予定者には1人1ポイントが割り当てられ、地方議員や党員・サポーターを合わせたポイントの合計はきょうの時点で732ポイントとなる見込み。このうち過半数を獲得した候補者が代表に選出される。過半数を獲得する候補者がいなかった場合は、上位2人による決選投票が行われる。代表選挙の日程が決まったことを受け党内では立候補に向けた動きが活発になる見通し。立憲民主党の代表選挙は日程が決まり号砲が鳴った形。東京都知事選挙などの結果も踏まえ、次の衆院選に向けた野党間の連携のあり方が論点の1つとなる見込み。また、立憲民主党も意識する自民党総裁選挙は今月20日に日程が決まる見込み。岸田総理は先週金曜日に麻生副総裁・森山総務会長と相次いで会談し意見を交わしている。再選を目指して立候補するのか、対立候補は名乗りを上げるのか。こちらもお盆明けから動きが活発になる見通し。
パリオリンピック。スケートボードは男女合わせて4つのメダルを獲得、日本の新たなお家芸。開心那選手(15)、2大会連続銀メダル獲得。開心那選手が生出演。開選手は「ほんとに東京の時もすごい嬉しかったんですけど今回は自分の出したかったもの出し切ってのメダルだったんですごい嬉しいし後悔のない大会でした」と話した。開選手を幼いころ指導した高木啓吾さんのコメントが紹介された。
3回目の心境は、開選手は「今回は自分の全てを出し切るっていうのが一番の目標だったのでその時点でメダル取れることは確定してたんですけど、自分が一番見せたい・出したいランをまだ決めれてなかったので凄い緊張してました」と話した。成功していなかった技、開選手は「公式練習では滑ってたんですけど大会始まったあと皆は点数出る技滑るんですけど自分はそういうの嫌で。公式練習では通してはできてなくてけっこう不安な中でやってできたんでほんとに良かった」「決めるぞという気持ちでいきました」と話した。ガッツポーズ、開選手は「あんまりガッツポーズやらないでいつも終わるんですけど今回はほんと嬉しすぎてガッツポーズ出ちゃいました」と話した。
”自分のスタイル”。開選手が得意とするのはコースのフチにボードや車軸を滑らせるリップトリック。開選手は「お兄さん方がどんな簡単な技でも皆すごいスタイルを持っていて格好良くて自分もそんなスケーターになりたいなって小さい頃から思って見て育ったので、一番は自分が格好良い・見てる人が格好良いと思ってるものをやりたいなと思ってやってるところです」と話した。
対戦相手とたたえあう、開選手は「は最初は遊びみたいな、年齢も性別も関係なく楽しめるのがスケートボードの良さなのでそういうところからきてて、大会ではライバルになるんですけど普段は一緒に滑る友達・仲間なので皆たたえあったりするのかなって思います。それがスケートボード良さだったり魅力なのかなって思います」と話した。