爆心地から800mにある小高い森。長崎市の山王神社、被爆クスノキは観光スポットになっている。1945年8月9日、長崎は原子爆弾によって約7万4000人の命を奪われた。山王神社周辺も壊滅的な被害を受けた。被爆者の森田博満さんはクスノキを守り続けてきた。被爆クスノキにある治療の跡は、森田さんが仲間とともに資金を集めほどこした。1996年、山王神社の氏子たちが莫大な資金集めに尽力し、クスノキが青々とした姿を取り戻した。森田さんが被爆したのは10歳の時、爆心地から1.8km離れた自宅。戦後、家族を支えるため上京した森田さんは都会で差別を受けたという。転機となったのは被爆クスノキの存在。森田さんは38歳で鉄工所を起こした。グラバー園や西海橋の建設にも携わった。
住所: 長崎県長崎市平野町7-8
URL: http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/peace/
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