医師の負担を減らすため看護師などと仕事を分担するタスクシフトが注目されている。長崎大学病院の心臓血管外科は医師6人で年間約350件の手術を行っている。1件の手術時間は約6時間。この日も医師全員が手術に入った中、病棟では心療看護師の村上さんが入院中の患者さんを回り指示を出していた。通常の看護師の業務は患者のケアや経過観察などに限られているが、心療看護師は医師の変わりに一部診療を行うことができる。村上さんは資格をとるために看護師のスキルに加え大学院で特定の医療行為を学んだ。病棟に医師がいない間も患者に素早く対処できる心療看護師。6年前の導入以来、医師も働き方に変化を感じているという。さらに看護師は医師の指示を待たずに働けることになり残業時間が3分の1に減ったという。
住所: 長崎県長崎市坂本1-7-1
URL: http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/
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