長崎市では原爆の惨禍を忘れず平和への思いを継承していこうと、毎年9月に国連が定めている「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」に合わせて、長崎市の爆心地公園で手作りのキャンドルを灯す催し「平和の灯」を行っている。キャンドル作りは今月中旬から市内の小中学校で始まり、きょうは爆心地に近い城山小学校で4年生およそ100人が参加した。児童たちは熱で溶かしたろうを入れた紙パックを10分間水につけ、ろうが均等にいきわたるようパックを回した。そして固まったろうを取り出した後、クレヨンを使って平和という文字や青空などの絵を描いてキャンドルを完成させた。