今オマツリ状態が続いている島が話題に。それは長崎県の離島。150以上の神社があり神々が宿る島として知られる壱岐島。その島内にある壱岐高校が先日、春のセンバツ高校野球に21世紀枠での出場が決定。春夏通じて初、部員全員が島出身ということで島民たちもとても喜んでいた。出場決定からしばらくたっているが興奮冷めやらぬ様子。夜になるとOBたちが大宴会。島では今回の出場を100年に一度の奇跡と呼んでいる。専用グラウンドはなくほかの部活と共用のためバッティング練習にも気を使い、離島の高校ゆえに対外試合はフェリー移動。1回の遠征に30万円ほどかかるため、実戦が組みづらいなど厳しい環境ながら九州大会では強豪校を倒してのベスト8入りを果たし、今回21世紀枠で初選出。この奇跡のわけはキャプテンの浦上に聞いた。島には中学校が4校あり、この世代は中学時代、春・夏と県大会優勝。島外の強豪校からの誘いもあったが、壱岐から甲子園を目指そうと島に残り、互いに切磋琢磨したことで奇跡を起こした。島民たちも大応援団を甲子園のアルプスへと寄付金集めに毎日奔走している。集まるたびに自然と校歌の練習が始まる。本番までまだ1か月半、長い宴が続きそうだ。
住所: 長崎県壱岐市郷ノ浦町片原触88
URL: http://www.iki-high.jp/
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