先月、大規模な地滑りが発生した南島原市の山あいの地域では梅雨入りを前に、きょうからたまった土砂に水が流れ込まないようにするパイプの設置作業が始まった。けさは作業員が重機を動かしてパイプを設置する作業のための足場を整える作業をしていた。長崎県では、これまで近くのダムに土石流の発生を感知するためのワイヤーセンサーを2か所設置していて、今後現地の状況を常時監視するために設置している伸縮計などの増設を検討しているという。長崎県では現場の詳細な調査を行ったうえで対策の方針を決定し、本格的な復旧事業を進めていくことにしている。