身近な山で花を楽しもうという人たちの事故を防ごうと、埼玉・長瀞町で警察の山岳救助隊員が安全な登山を呼びかけるキャンペーンを行った。長瀞町にある標高497mの宝登山は、ロウバイの花が見頃を迎えているほか、梅も咲き始めていて、花を楽しみながら登山をしようという人たちが大勢訪れている。山に向かう駐車場で埼玉県警察本部・山岳救助隊員ら10人が、万が一、遭難した際に、自分の居場所を知らせるホイッスルやLEDのライトを配りながら安全な登山を呼びかけた。最近はスマートフォンのアプリで登山届を簡単に登録できるようになっていて、隊員たちは使い方を説明しながら登山届を必ず出すよう呼びかけていた。埼玉県警山岳救助隊・佐藤崇也巡査部長は「登山はしっかりと準備、計画をたてて、アプリなどを活用しながら楽しんで」と語った。