神戸市兵庫区にある古民家で行われていたのはスペインの芸術家によるパフォーマンス。多くの観客が集まったこの家、もともとは空き家だった。周辺の空き家とともに改修して、新たな村として再生させた。空き家は、アート作品を展示できるギャラリーやアトリエなどに改修。シェアハウスも作り、国内外のアーティストが一緒に暮らしながら作品を発表できる空間を作った。このプロジェクトの代表で1級建築士の西村組合同会社廃屋・西村周治代表は活動する神戸市で空き家が増えていることに危機感を感じている。そこで始めたのが、空き家を自ら再生できる人材の育成。8年ほど前から地元の建築学科の大学生などを対象に、空き家の解体を教えてきた。さらに空き家を活用したコミュニティー作りもスタート。芸術家の村が誕生した。