実演会は長野県や市町村、JAなどでつくる協議会が長野市の畑で開き、農家や県の職員など10人ほどが参加した。県によると、近年は猛暑などの影響で農業用ハウスの気温が上がりすぎ、農作物がしおれたり、葉が変色したりするほか、作業している人が熱中症になるケースもあるという。実演会ではドローンを飛ばしてトマトを栽培する農業用ハウスの外側に白い塗料を吹き付けていた。10分ほどかけて塗料を吹き付けるとハウスは半透明になり、日光を30%ほど遮るため、ハウスの中が高温になりすぎるのを防ぐことができるという。県やJAなどがつくる協議会は塗料の効果などを調べた上で、県内での活用を検討しているという。