2024年7月18日放送 14:05 - 14:50 NHK総合

列島ニュース

出演者
村上真吾 伊藤雄彦 中澤輝 新井秀和 浅野達朗 坂下恵理 塩崎実央 大村広奈 中村瑞季 
(オープニング)
オープニング

オープニングの挨拶。

(金沢局 昼のニュース)
木造戸建て仮設住宅が完成

穴水町に完成したのは木造の戸建てタイプの仮設住宅6戸。石川県は地元から離れて暮らす被災者に元々住んでいた集落に建てる「ふるさと回帰型」と呼ばれる仮設住宅を整備している。完成した仮設住宅では午前中、業者が冷蔵庫やテレビなど電化製品を運び入れる作業を行っていた。完成したのは2DKのタイプであすから入居が始まる。県によると木造の戸建てタイプの仮設住宅は2年間の入居期間を過ぎた後は公営住宅として活用できるという。同じような仮設住宅は今後内灘町にも20戸整備される予定。

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穴水町(石川)
小松の十二ヶ滝で水難事故の想定訓練

きょうは小松市の十二ケ滝で水遊びをしていた人が滝つぼに近づいて溺れたという想定で、小松市消防本部が訓練を行った。通報を受けて駆け付けた隊員が、溺れている人を見つけると隊員の1人がロープのついた浮輪をかついで救助にあたり、岸にいる2人と連携して溺れた人を岸まで引き上げていた。十二ケ滝は毎年夏休みになると水遊びをする人でにぎわうが、小松市消防本部によるとこの10年で6件の水難事故が起きているという。小松市消防本部は水難事故を防ぐため、去年から滝の近くに浮輪を設置していて、きょうはこの浮輪を使った一般の人が救助することを想定した訓練も行われた。

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十二ケ滝小松市(石川)
(長野局 昼のニュース)
農業用ハウスの温度下げる実演会

実演会は長野県や市町村、JAなどでつくる協議会が長野市の畑で開き、農家や県の職員など10人ほどが参加した。県によると、近年は猛暑などの影響で農業用ハウスの気温が上がりすぎ、農作物がしおれたり、葉が変色したりするほか、作業している人が熱中症になるケースもあるという。実演会ではドローンを飛ばしてトマトを栽培する農業用ハウスの外側に白い塗料を吹き付けていた。10分ほどかけて塗料を吹き付けるとハウスは半透明になり、日光を30%ほど遮るため、ハウスの中が高温になりすぎるのを防ぐことができるという。県やJAなどがつくる協議会は塗料の効果などを調べた上で、県内での活用を検討しているという。

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熱中症農業協同組合長野市(長野)
”県内で教員を強く希望”受験生対象

信州大学が今年度から教育学部の入試に導入するのは、大学入学共通テストなどの受験を免除し、面接や調査書で合否を決める「総合型選抜」。出願資格にあたっては卒業後に長野県内で教員になることを強く希望することを求めていて、教育学部の「国語教育」や「特別支援教育」など5つのコースで合わせて16人を募集する予定。長時間労働を敬遠したり、民間企業へ就職する学生が増え、教員のなり手が不足していることが背景にある。長野県の小中学校と特別支援学校の教員採用試験の志願者も10年前に比べて2割あまり減っていて、信州大学は新たな方式の入試によって、県内で教員を目指す学生を増やす狙い。信州大学が就職先の地域を限定した入試を行うのは医学部に次いで2例目で、“来年度以降対象とするコースを拡大できないか検討していく”としている。

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信州大学大学入学共通テスト
(青森局 昼のニュース)
ねぷたに小学生が応援メッセージ

青森市の本郷地区と吉内地区の扇ねぷたの運行団体などが企画した取り組み。ねぷたには「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」という神がナマズを退治する様子が描かれていて、団体では来月地元で4日間運行した後、ねぷた絵を切り出し、能登半島地震の被災地に送る予定。きょうはこのねぷたに地元の本郷小学校の児童41人がメッセージを書き込んだ。メッセージが書かれたねぷた絵は再来月までに石川県庁に送られるという。

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令和6年能登半島地震吉内地区(青森)本郷地区(青森)武甕槌命石川県庁青森ねぶた
「八戸三社大祭」の山車 制作進む

八戸三社大祭は豪華な飾りをつけた27台の山車が八戸の市街地を練り歩く夏祭りで、今月31日から5日間行われる。これを前に八戸市内各地で山車の制作が行われていてこの内、長横町粋組では昨夜仕事を終えた組のメンバーおよそ15人が山車小屋に集まり急ピッチで作業を進めていた。この組の今年の山車は高さおよそ8メートルの吉祥七福神で、メンバーたちは発砲スチロールなどの素材をカッターで雲や馬の手綱の形に切り抜いていた。組によると“ことしは小屋を移転した影響で制作が例年より2か月ほど遅れている”ということで、祭り当日まで作業を続けるとしている。長横町粋組責任者・菅原鉄也さんは「とにかく出すんだという気持ちで制作に取り組んでいる」などと話した。

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八戸三社大祭長横町粋組長横町(青森)
”利用者の3割余 教室で授業受けられるように”

青森市の小中学校では令和4年度、過去最多となる524人が不登校となっていて、青森市教育委員会は子どもに応じた時間割を作ったり、関係機関と連携した支援などを行ったりしてきた。こうした中、不登校対策をさらに進めようと今年度から学校には行けるものの自分のクラスに入るのが難しい子どもたちのために「校内教育支援センター」を市内のすべての小中学校に設置し、各自のペースに合わせた学習指導などを行っている。今年5月末時点で市全体で210人の児童・生徒が利用しているというが、小学生45人・中学生31人の合わせて76人と全体の3割余りの子どもが週に1時間以上、教室に戻って授業が受けられるようになったことが青森市教育委員会への取材で分かった。青森市教育委員会はNHKの取材に「引き続き不登校の子どもや保護者の痛みを軽減できるよう取り組んでいきたい」と話している。

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日本放送協会青森市教育委員会青森市立甲田中学校青森市(青森)
(松江局 昼のニュース)
足立美術館で赤松のせんてい作業

安来市にある足立美術館は、日本庭園がアメリカの専門誌によるランキングで21年連続1位に選ばれていて、その美しさで知られている。広さ5万坪ほどの庭園には約800本の赤松が植えられていて、美しい景観を保つために毎年7月からせんてい作業が行われている。夏の風物詩でもあるせんてい作業が今日から始まり、美術館専属の庭師7人が作業にあたった。庭師たちは赤松にはしごをかけて上り、せんていする場所を庭全体のバランスも考慮して見極め、枝をはさみで切り落としたり、古い松葉を手で積み落としたりし、仕上げに短い竹製の手ぼうきで古い皮を剥がして木々を丁寧に整えていた。赤松のせんていさぎょうは9月下旬ごろまで行わることになっている。足立美術館庭園部・濱田友和課長は「松は幹も磨く。そうすると赤みが出るのでそれを見てもらいたい」などと話した。赤松のせんてい作業は9月下旬頃まで行われることになっている。

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安来市(島根)赤松足立美術館
(福岡局 昼のニュース)
スイカ「若松クイーン」出荷最盛期

「若松クイーン」は重さが3キロ前後で一般的なスイカより小さく、ラグビーボールのような形をしている。先月から収穫が始まり、現在出荷の最盛期を迎えている。けさも生産者の吉住成親さんの畑では収穫作業が行われていた。収穫されたスイカは専用の機械で表面が磨かれた後、次々と箱詰めされていた。吉住さんによると今月の大雨で一部で実が傷む被害もあったが、生産量はほぼ平年並みだという。また糖度も高く、シャリシャリとした食感も楽しめるという。「若松クイーン」の出荷は来月上旬まで続き「JA北九」の直売所や北九州市内のスーパーなどで販売される。

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JA北九スイカ若松クイーン若松区(福岡)
(鳥取局 昼のニュース)
選挙ポスターの掲示めぐり 県独自の条例制定検討へ

東京都知事選では掲示板に風俗店の店名などを記載した選挙ポスターや、同一の選挙ポスターが複数貼られるなどしたことを受けて、与野党から法改正も含めて対応すべきだという意見が出ている。平井知事は先月下旬の県議会の答弁などで、現在の公職選挙法でも選挙目的以外のポスター撤去は可能とする見解を示しているが、新たに条例を制定することで選挙管理委員会が営利目的などのポスターの掲示を行わないよう求めたり、撤去させたりできることを明確にするとしている。都知事選挙の選挙管理委員会の対応について平井知事は「17日間躊躇し続けたのが今回の混乱を招いているのであり、背中を押していくような条例があってもいいのではないか」などと述べ、条例案を早ければ9月議会にも提出する考えを示した。

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公職選挙法平井伸治鳥取県鳥取県庁 本庁舎鳥取県議会
分解したおもちゃを集めた展示会

鳥取市のわらべ館では、ボランティアが壊れたおもちゃを修理する「おもちゃの病院」を2009年に創立した。今年は創立15年の節目になるのを記念して、きょうから分解したおもちゃや楽器など合わせて35点を紹介する展示会が始まった。この内、横18センチ高さ17センチの動く犬のぬいぐるみのおもちゃは足や尻尾を動かすモーターや開閉することで鳴き声を出す吹子(ふいご)という部品を間近に見ることができる。またスイッチを押すことで音が鳴る救急車のおもちゃからはスイッチの基盤や配線が取り出されていて、専用のタッチペンで基盤に触れると電流が流れスピーカーから音が鳴る仕組みが分かるようになっている。この展示会は来月23日まで開かれている。

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おもちゃの病院わらべ館鳥取(鳥取)
列島リポート
”未利用魚”活用 大学生の挑戦 鹿児島

鹿児島市の繁華街・天文館で今年2月にオープンした魚料理店。店を開いた西海晴は鹿児島大学水産学部の大学生。店は居酒屋の休日に間借りし週2日営業。営業日の数日前から仕込みを行っている。去年から大学を休学している中で改めて気づいたのは魚が好きだということ。魚食の魅力を知ってほしいと必要な資格を取って店を開いた。店のこだわりや料理で扱う魚にある。扱うのは主に未利用魚と言われ、水揚げされても普段は流通しない魚。この日入荷したのはアカエイ。値段が付かず厄介者とされているが、下処理などで独特の臭みの処理を行い、1日寝かした後から揚げに。

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アカエイ天文館未利用魚鹿児島大学鹿児島(鹿児島)

この日に市が向かったのは仕入れ先の漁港がある南さつま。高校の時から交流のある漁師の船に乗せてもらい漁に向かう。未利用魚が売れると漁獲量減少が課題となる中副収入になる。西は新たな価値を消費者に提供することで魚を食べる文化を守ることにつながればと願っている。

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ウツボの刺身ダツのおみそ汁南さつま(鹿児島)未利用魚
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7月18日

昭和27年7月18日、千葉市の遺跡で発掘されたおよそ2000年前のものとみられる、ハスの実が初めて花を咲かせた。前の年の3月、地下およそ6メートルの地層から丸木舟とともにハスの実が3粒発掘された。植物学者大賀一郎博士は必ず開花すると予言し自宅で発芽に成功した。この日の朝、ハスのつぼみが花を咲かせた。およそ2000年ぶりのこと。ハスは、博士の名前から大賀ハスと呼ばれるようになった。世界最古の花として海外にも知られる大賀ハス。現在は千葉公園のハス池をはじめ、各地で栽培され毎年7月に大きなピンク色の花を咲かせている。

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ハス千葉公園千葉市(千葉)大賀一郎

昭和36年7月18日、映画「街の灯」「モダンタイムス」などで知られる喜劇王・チャップリンが家族とともに羽田空港に到着した。4度目の来日だった。チャップリンは昭和7年に初めて日本を訪れた。歌舞伎や相撲などの伝統文化を堪能し天ぷらは大好物になった。この年の来日は、妻と息子に美しい日本を見せるためと語ったチャップリン。日光、長良川、京都などを巡り東京の旧歌舞伎座では十七代目中村勘三郎さんの楽屋を訪問した。9日間の日本の旅を妻子と一緒に楽しんだチャップリン。これが生涯最後の来日となった。

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チャールズ・チャップリンモダンタイムス中村勘三郎[17代目]東京国際空港街の灯

平成17年7月18日、山形県中山町で子どもたちが自分で育てた、かぶとむしを競わせる「全国かぶと虫相撲大会」が開かれた。この大会は、昭和62年地元の農家の人が今の子どもたちにかぶとむしと遊ぶ楽しさを味わわせたいと始めた。この年は、各地から380人が参加。勝負は、高さ80センチほどのならの木に2匹のかぶとむしをつかまらせ、1分の制限時間内により高い所に登ったほうが勝ち。先端で最後の勝負が繰り広げられる事もある。中には逃げ出してしまうかぶとむしも。思い出に残る楽しい夏の1日。

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NHKアーカイブスホームページかぶとむし中山町(山形)全国かぶと虫相撲大会
列島ぶらり旅
サスティナブルに楽しむ小浜の海

若狭湾に面した福井県小浜市。海沿いの集落、矢代には21世帯が暮らしている。ツアーガイド・佐藤善一さんは3年前、矢代の海を楽しむためのアクティビティを始めた。ボードに乗って海上を漕ぎ進めるSUPを使ったツアーに挑戦。若狭湾は、海流の影響で漂着ごみが流れ着きやすい場所でもある。そこで佐藤さんたちが考えたのが「SUP DE ビーチクリーン」。SUPを楽しみながら、ビーチではごみ拾いをする海に優しいツアー。ことし4月、プラスチックを細かく砕く専用の機械を購入した。プラスチックごみを加工しやすいチップ状に砕いて別の製品の原料にしようとしている。本来捨てられるはずのものに新たに価値を与えるアップサイクル。協力しているのは漂着ごみの問題に取り組む西野ひかるさん。アップサイクル品を商品化企業への提案もしている。ボタンやお皿はプラスチックごみを圧縮して作ったもの。

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SUP DE ビーチクリーン矢代(福井)若狭湾

ガラス作家・竹田恵子さんは17年前に沖縄で琉球ガラスを学んで地元小浜にこの工房を構えた。原料は、小浜の海で取れたもの。名産、若狭かきの殻や養殖サバの骨、そして小浜の砂。OBAMAblueと竹田さんが名付けたこのガラス。3年の月日をかけて完成させた。さらに、今挑戦しているのが、かき殻の溶け残りを使ったガラス作品。

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小浜(福井)
きょうのキニナル!
双頭蓮

ハスにちなんだ話題。珍しいハスの花「双頭蓮」を紹介。

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双頭蓮
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