週末から何度も進路を変え、日本の南の海上をのろのろと進んでいる台風10号。あさってには「非常に強い」勢力となり九州に接近。その後進路を変えて土曜日にかけて本州を縦断する恐れがある。台風はまだ列島から離れているがその影響はsうでに出ている。台風からの暖かく湿った空気が流れ込みけさ東海の日本海側ではどしゃ降りの雨になった。また栃木県ではきのう夜から雨が降りはじめ、午前0時半ごろ県北部に線状降水帯が発生。塩谷町や鹿沼市では1時間に60ミリを超える非常に激しい雨に見舞われた。台風10号が影響したゲリラ豪雨はこの週末も各地で発生。土日の2日間だけで各地に「記録的短時間大雨情報」が6度も発生された。おととい埼玉県では入間市付近で1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表された。富山県・上市町東種では観測史上最大となる1時間に146.5ミリの降水量を観測。午後2時頃、記録的短時間大雨情報を発表。この雨の影響で富山地方鉄道は一時一部区間で運転を見合わせ、住人の交通にも影響を及ぼした。新潟県・長岡駅では排水口から水が逆流する事態に。小千谷市付近では1時間に約110ミリの降水量を観測。午後4時20分ごろ記録的短時間大雨情報が発表された。その他にもきのうは午後5時半頃に岩手県、午後6時20分ごろには香川県、そして午後11時半ごろには栃木県ときのうだけで5回にわたり記録的短時間大雨情報が発表された。そしてあす以降発達しながら列島縦断の恐れがある台風10号。接近時の予想最大瞬間風速は60m。これは6年前の2018年、関西などを襲った台風21号に匹敵すると言われている。