流通の円滑化を目的に備蓄米が放出されるのは史上初。21万tをJAなどの出荷業者に売り渡す。去年8月ごろからスーパーなどでコメの品切れが相次ぎ価格が高騰。政府は来月上旬に集荷業者の入札手続きを始める。異例の決断で値下がりとなるのか。2024年産のコメは豊作だった。放出される21万tは大手集荷業者を通じて売られるコメの内前年より減った量、消えた21万tと同じ量。会見で江藤拓農林水産大臣は「市場が正常化、流通が正常化することを願っている」など述べた。専門家は「インパクトを与える規模と受け止める。投機的な動きが活発になって上がった価格があると思う。その投機的な価格は落ち着いてくると思う」などと解説した。山菊米穀店は1年分のコメを契約済みで仕入れ値は例年の2倍だった。お客さんと痛み分けの現状。適正価格での販売に向け頑張ったが値上げは実態がなく早すぎるという。備蓄米放出に2023年産の古米も含まれる。