「スキージャンパーが高いところから飛んでもケガをしないのは1m13cmの高さから落ちるのと同じだから」について、環太平洋大学の川村康文教授が解説。オリンピックで行われるスキージャンプ競技には、長い距離のラージヒルと短い距離のノーマルヒルの2種類がある。ラージヒルの場合、踏み切り地点の高さは地上から約85m。飛距離の基準となるK点との高低差は約60m。70kgの人物が60mから落ちた場合、4.9tもの衝撃が体にかかる。それほどの衝撃なのに、なぜスキージャンパーがケガをしないかというと、傾いている着地点に斜めから着地しているから。約40度の傾斜に50度で着地するということは10度の角度で着地していることになる。それを時速100キロで計算すると、1m13cmの高さから着地したのと同じ衝撃で済むということになる。
