「スープ入り肉まん」は見た目は小籠包に似ているが、よりスープにこだわり、サイズも大きい。この肉まんをめぐって中国で騒動が起きている。道路を埋め尽くす自転車に乗る人々。乗っていたのはほとんど大学生で、目的は「スープ入り肉まん」。発端はある大学生グループが河南省鄭州市から開封市まで約50kmを自転車で爆走したこと。「スープ入り肉まん」の発祥の地とも言われている開封市に「肉まんを食べに行く」様子をSNSに投稿すると、真似をして深夜に自転車で爆走する大学生が急増。先週金曜日の夜には約10万人が自転車で移動。こうしたブームは過去にも山東省にある串焼きの町が大学生の投稿で話題になり、連休中に人が殺到。ながらスマホや車道での走行、大量のシェアサイクルが路上に放置されるなど迷惑行為も相次いだ。これを受け地元メディアは大学生らに自粛を呼びかけるほか、警察も臨時で道路を封鎖するなど対応に追われている。