タモリらは鹿児島・指宿の火山の秘密に迫った。タモリらは徳光地区を訪れた。徳光地区は日本のサツマイモ栽培の原点ともされる場所。サツマイモ畑の土壌は粒が粗い。スコリアという鉱物で、マグマのしぶきが冷やされてできる軽石の仲間。この徳光地区一帯は開聞岳から出たスコリアが厚く降り積もった土壌でできている。江戸時代中頃、1万人以上が命を落とした享保の大飢饉が発生。事態を重くみた徳川吉宗は米が取れない土地でもよく育つサツマイモに注目。飢饉対策の柱としてサツマイモ栽培に取り組み、栽培の方法から食べ方まで全国に広めた。後に発生した飢饉ではサツマイモで命を救われた人も多かったという。